@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00010839, author = {竹村, 景生}, journal = {次世代教員養成センター研究紀要}, month = {Mar}, note = {数学教育において、学習場面でのコミュニケーション活動における認知面に関する研究は、昨今注目されるようになった。それは、新学習指導要領で取り上げられたことにも認められる。しかし、その研究は子どもたちが「わかる」という側面に焦点化され、どのように数学を「理解し」「着想する」のか、またそこに現れた「問題解決のプロセス」の解明や、その学びの協働性に注目した内容であったといえる。本研究は、「わかる」ことの対極にある「わからない」に注目する。「わからない」を、自分という存在との関係性が見いだせない状態と捉え、その解消のために子どもたちが数学を「文化」として自らに「価値あるもの」として引き寄せ「語る」ことを通して、暫定的に受容していくプロセスを、数学レポートや読書課題にあらわれた子どもたちのナラティブとそのナラティブの変容に読み取っていく。そこから、「わからない」ことの自己認識が、子どもたちの数学物語を形成していくことを、解明していく。}, pages = {23--33}, title = {物語論的アプローチによる授業実践学の創造「数学がわからない」に応答するコミュニケーション活動}, volume = {1}, year = {2015} }