@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00010842, author = {大久保, 千惠 and 市来, 百合子 and 櫻本, 豊己 and 山室, 光生 and 小野, はぎ and 入澤, 佳菜 and 谷垣, 明伸 and 井上, 寛崇 and 大谷, 陽子}, journal = {次世代教員養成センター研究紀要}, month = {Mar}, note = {筆者ら(2014)の調査結果から、小学校1年生時において心の理論の未獲得な児童に支援の必要性が高いことが明らかになった。そこで、本研究では、対象となった児童が2年生になった時点での心の理論の獲得について追跡調査を行い、心の理論の発達と日本語版SDQ教師評定フォームを用いて把握された支援の必要性との関係について検討を加えることを目的とした。対象は、小学校2年生86名で、平均年齢は8.0歳であった。2年生の時点で、2次の心の理論が獲得されていない児童は、SDQの「総合困難度」と「情緒面」における支援の必要性が高かった。このことは、他者理解が形成されていないことが、学校生活におけるストレッサ―になっていることを意味しているのではないかと、考えられた。また、1年生時に2次の心の理論が未獲得だったが、2年生時には獲得された児童でもSDQの「多動・不注意」、「仲間関係」、「向社会性」においては支援の必要性が高かった。2次の心の理論の獲得については、1年生時の調査から2年生の調査までの約1年の間に統計的に有意な成長がみられ、小学校の1年生から2年生にかけて、心の理論が大きく成長している可能性が示唆された。したがって、この時期の教育実践において、心の理論の成長を支援していくことが児童にとって必要であると考えられた。}, pages = {57--63}, title = {小学校低学年における「心の理論」の発達と教育場面における支援の必要性との関係-小学校1年生から2年生におけるコホート調査-}, volume = {1}, year = {2015} }