@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00010890, author = {和泉元, 千春 and 岩坂, 泰子}, journal = {次世代教員養成センター研究紀要}, month = {Mar}, note = {近年、大学教育においてはグローバル社会に対応しうる人材の育成が重要な課題となっている。本稿では、日本の大学におけるグローバル人材育成にかかる考え方と、日本の大学における国内学生と留学生間の異文化間交流を伴う共修の取り組みと言語文化教育の昨今の潮流を概観した上で、それらを踏まえて実践した本学での共修授業とそこでの学びを検証した。授業設計においては「批判的思考、問題解決、意思決定」といった高度思考力、言語的、文化的背景の異なる他者と協力して作業する協働の活動を積極的に取り入れた。そしてことばによって自己を表し、他者を理解し、その他者とともに社会を作っていく行為を通して相互文化的市民性を志向する言語文化教育の中で、自己の文化認識や他者理解が「静的な文化理解(異文化への興味)」→「「文化」の再定義」→「他者理解へのアクション」の流れで段階的に深められるよう配慮した。実践の結果、安易な「外国人(留学生)対日本人」の二項対立で事象を捉えていた国内学生、留学生が、異なる文化、異なる他者の観察、分析を協働で行うことによって、動的な「個」としての文化を意識化するようになる様子が観察された。また、他文化との比較や客観的な事象分析により、自文化や他文化に対する無意識の偏見を内省する視点も意識化された。}, pages = {47--57}, title = {教員養成大学におけるグローバル化に連動した 国内学生と留学生の共修による言語文化教育}, volume = {2}, year = {2016} }