@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00012182, author = {市来, 百合子 and 生田, 周二 and 上田, 光枝}, journal = {教育実践総合センター研究紀要}, month = {Mar}, note = {保健室登校の生徒数は近年増加傾向にあり、養護教諭にとってその適切な支援方法の開発は急務である。本研究の目的は、心因性で保健室に来室する児童生徒が自己表現や内省を促すようなアートワークブックを作成することにある。そのために養護教諭にインタビューを行い、これまでアート活動を導入した経験を聞き取り、そのメリット、困難性、今後の課題等について検討した。また財団法人日本学校保健会の「保健室利用状況に関する調査報告書」 (2008)をレビューし、そこから心因性で来室する児童生徒の特徴や養護教諭の対応の現状を分析した。その結果今後の作成に向けて以下のことが確認された。 1)保健室にアートを導入する意義 2)発達段階・性別への配慮 3)来室する児童生徒の安心感を保障するための課題を盛り込むこと 4)設置や保管を考慮に入れた作成 5)利用の際の手引き(対象選択、画材、作品の見方と返し方、作成後の取り扱い等)の添付 6)使用する前の養護教諭自身による体験学習の必要性。このアートワークブックは広義の自己カウンセリングの意味を有しており、今後は事例研究などから、児童生徒の立場から考えた保健室登校の意義やそこでの目標を再検討し、それに応じたアート課題を考案していくことが重要である。}, pages = {241--246}, title = {保健室におけるアートセラピー的手法の導入に関する開発的研究 -アートワークブック作成に向けての検討(第1報)-}, volume = {18}, year = {2009} }