@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00012206, author = {前田, 喜四雄 and 徐, 華 and 鈴木, 和男}, journal = {奈良教育大学附属自然環境教育センター紀要}, month = {Feb}, note = {紀伊半島南部にあるユビナガコウモリの多個体が利用し、各々の間で本種の移動が知られている3つの洞窟(図1)内の気温を2003年10月16日から2004年9月19日まで4時間おきに調べた。 1つは出産・子育てに利用される和歌山県西牟婁郡白浜町の千畳敷海蝕洞(以下白浜海蝕洞と略す)、 2つ目は冬季にのみ利用される奈良県吉野郡下桑原の発電のための旧導水路(以下下北山導水路と略す)、 3つ目は一年をとおして長期にわたり利用されている和歌山県西牟婁郡上富田町朝来の旧新川導水路(以下朝来導水路と略す)である。一年をとおして全体的に気温が高いのは、白浜海蝕洞であり、平均が24.1℃、最高が37.5℃、最低が20℃、であった。一方、朝来導水路のそれらは各々16.4度、 24.5度、 7.5度、下北山導水路のそれらは各々13.9度、 27.5度、 2.0度であった(図2)。図2には年をとおしての気温変化の詳細、および図3にはこれらの洞窟における0.5度おきの頻度分布を示した。これらは、白浜海蝕洞が出産・子育てに、および下北山導水路が冬眠に利用されるのに好条件であることを示唆する。ただし、夏季には気温があがる下北山導水路をなぜ出産・子育てに使用しないのか疑問が残った。, The temperatures in three caves where many miniopterine bats (Miniopterus fuliginosus) dwell at southern Kii peninsula were measured from 16th of October, 2003 to 19th of September, 2004. The detailed results are shown in Figure 2, and frequency distributions of the temperatures measured. These seem that the temperature of Shirahama erosion cave is suitable for parturition and nursing, on the other hand one of Shimokitayama raceway for overwintering.}, pages = {25--32}, title = {ユビナガコウモリ Miniopterus fuliginosus (Hodgson, 1835) が利用する紀伊半島南部の3洞窟における気温}, volume = {9}, year = {2009} }