@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00012589, author = {中澤, 静男 and 田渕, 五十生}, journal = {教育実践開発研究センター研究紀要}, month = {Mar}, note = {国連持続可能な開発のための教育(以下、ESD)の10年も2014年で最終年を迎える。学校現場におけるESDの推進役であるユネスコスクールが増加するに従い、学校現場におけるESDの認知度は向上してきていると思われるが、未だに「ESDは難しい」という声が聞かれ、先進的な実践者が試行錯誤しながら取り組んでいるという実態がある。そこで本稿では、日本のESDの基本資料である『我が国における「国連持続可能な開発のための教育の10年」実施計画(ESD実施計画)』と「学校における持続可能な発展のための教育(ESD)に関する研究〔最終報告書〕」に依拠しつつ、ESDで育てたい価値観についての検討を行い、ESDで育てたい価値観を「人と環境との関係」と「人と人との関係」に分類し、それぞれ3つずつの価値観を明らかにした。またESDで育てたい能力については、OECDのキー・コンピテンシーやトランスファー21の形成能力等との比較から、「社会的に異質な集団での交流」「自律的に活動すること」「道具を相互作用的に用いること」という、キーコンピテンシーのカテゴリーだけでなく、「つながりを尊重する態度」という日本のESD独自の育てたい能力を明らかにした。また、ESDのアプローチとして推奨されているインフュージョンアプローチの可能性について検討し、教科学習でのESDと総合的な学習の時間におけるESDの学習過程について、ESDの特色である「行動化」の側面から考察を加え、両者の相違点を見いだすことができた。}, pages = {65--73}, title = {ESDで育てたい価値観と能力}, volume = {23}, year = {2014} }