@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00012595, author = {橋崎, 頼子}, journal = {教育実践開発研究センター研究紀要}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、欧州評議会で開発された小・中・高段階の教師用指導書の連続性の分析を通して、人権を基礎におくシティズンシップ教育カリキュラムの内実を明らかにすることである。分析の結果、人権条約から導かれた同一概念を繰り返し学ばせる構成であることが分かった。また、小・中・高段階の特徴として次のことが明らかになった。小学校段階では共同体において自己を肯定的に位置づけ、成員としての自覚を高める学習が、中学校段階では主張の対立を人権の観点から分析し、合意形成のための手続きを探究させる学習が、高等学校段階では自己の意思決定と他者との交渉を通した社会参加の学習が重視されていた。以上の順序での学習は、自己と他者を人間性という共通基盤の上に位置付け、対等な関係に立ったうえでの社会参加を可能にしていた。また、そこで繰り返し学ばれる概念は、必要に応じで修正可能な柔軟な思考の道具としてとして学習されていた。}, pages = {111--119}, title = {人権を基礎におくシティズンシップ教育カリキュラム -欧州評議会の小・中・高段階の教師用指導書の連続性に着目して-}, volume = {23}, year = {2014} }