@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00012858, author = {出口, 拓彦}, journal = {次世代教員養成センター研究紀要}, month = {Mar}, note = {教室における問題行動の頻度を規定する要因について,ダイナミック社会的インパクト理論(e.g. Latané, Nowak, & Liu, 1994)等を援用して検討した。具体的には,問題行動に対する態度である他者の「決定行列」を考慮して「問題行動を取るか否か」の判断を行う規則に基づいたシミュレーション(e.g. 出口, 2014)を行い,問題行動の頻度を規定する要因について考察した。その結果,問題行動が他者に与える影響力がさほど大きくない場合,教室内における「『逸脱』の行動基準を持った成員の割合」が「『遵守』の行動基準を持った成員の割合」よりも高ければ,「逸脱」の行動基準の割合が全体の2割程度であっても,教室における問題行動の頻度(逸脱率)が高くなりうることが示された。また,「問題行動を行うか否かの判断の際に,自分と他者の態度(決定行列)を考慮する確率」(M-prob)がわずかに変動するだけで,問題行動の頻度が大きく左右されうることも示唆された。}, pages = {31--40}, title = {教室における問題行動のシミュレーション-他者の態度に着目して-}, volume = {3}, year = {2017} }