@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00012966, author = {奥田, 智}, journal = {奈良教育大学教職大学院研究紀要「学校教育実践研究」}, month = {Mar}, note = {30 代後半から40 代半ばの教員が極端に少ない年齢構成の中、ミドル層及び若手の教員を育成することは喫緊の課題である。そのような中、学校組織におけるミドルリーダーに注目が集まっている。ミドルリーダー研究が行われる中、複数の研究者によって「ミドルリーダーの定義」「ミドルリーダーはいかにしてなるのか」などの議論が十分されていないことが指摘されている。ミドルリーダー研究の課題を指摘する一人である畑中(2013)が提起する「ミドルリーダーとは一体誰を言うのか」」「ミドルリーダーはどのように学校経営にかかわる」「ミドルリーダーになる契機とはどのようなものなのか」に対して、奈良県立高田高等学校学校設定教科「探究」の設置に係る取り組みを通して検証を試みた。 「高田高校実態調査」から明らかになった、予期せぬ生徒の受け身的な学習実態に直面し、学校設定教科「探究科」設置に動いた30 歳前半の学級担任数名、そしてそれらの教員を支援した学年主任らがミドルリーダーと呼ばれる存在であり、またそれらの教員は、「探究科」の設置の必要性を校長・各主任・学級担任と、ある時は「トップ」「ミドル」そして「ボトル」に対して働きかけを継続的に行った。まさに「組織におけるポジション」と「あるきっかけ」との融合を経て当該教員がミドルリーダー的な存在になっていったと結論づけた。}, pages = {31--40}, title = {ミドルリーダー研究の一考察-総合的な学習の時間の創設に関わる取組を通して-}, volume = {10}, year = {2018} }