@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00013401, author = {西村, 海 and 辻野, 亮}, journal = {奈良教育大学自然環境教育センター紀要, Bulletin of Center for Natural Environment Education, Nara University of Education}, month = {Mar}, note = {ニホンジカ Cervus nippon について、体サイズクラスの違いがオスの繁殖行動の発現頻度や季節性に影響を与えているかを明らかにするために、奈良公園において1歳オスから成熟オスまでの追跡個体と10 m 近傍にいたオスジカについて体サイズクラスと角の切除の有無、行動を瞬間サンプリング法で調査した。一般化線形モデルによると、体サイズクラスが繁殖行動の発現頻度に影響を与えており、交尾期 (9月~12月) における繁殖行動の割合は成熟オス (26.7%)、亜成熟オス (14.6%)、若オス (4.9%)、1歳オス (2.3%) の順に高かった。また、非交尾期 (1月~8月)と比べると交尾期には主に休息時間を短縮することで繁殖行動の時間を増加させていた。さらに、成熟オスは9月から10月、亜成熟オスでは11月から12月に繁殖行動のピークがあり、繁殖行動の季節性がオスの体サイズによって異なっていた。一方、角が切除されたオスは角が切除されていないオスよりも繁殖行動の発現頻度が高く、角が無いからといって成熟・亜成熟オスの角突き行動がなくなるわけではないと考えられた。}, pages = {9--19}, title = {奈良公園におけるニホンジカオスの体サイズクラスの違いが繁殖行動の発現頻度と季節性に及ぼす影響}, volume = {21}, year = {2020} }