@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00013469, author = {中井, 隆司 and 前田, 康二 and 吉村, 雅仁}, journal = {次世代教員養成センター研究紀要, Bulletin of Teacher Education Center for the Future Generation}, month = {Mar}, note = {教職大学院生の授業についての省察力獲得・向上に向けて、省察を核に演習・実習科目を連携させたプログラム開発に向けた3年間の取組を開始した。取組3年目の本研究では、これまでの2年間の取組結果から、省察する授業映像を授業者中心から学習者中心へと変更し、教職大学院生の省察コメント内容及び省察の背景となる実践的知識への影響を検討することで、教職大学院カリキュラム及び授業改善に向けた示唆を得ようとした。学部卒院生と現職教員院生が、VTRに収録した学部卒院生の模擬授業と実習での授業を協働省察し、省察コメントをそれぞれ記入した。得られた結果は、①1授業のコメント数では、変更による違いは認められなかった。②1省察コメントの文字数では、現職教員院生で文字数の増加が認められた。③学習者の具体的学習状況の描写割合では、学部卒院生・現職教員院生共に描写割合が増加した。そのことは、模擬授業だけではなく実習授業でも継続していた。④授業についての教師の知識領域では、学習者の具体的学習状況に関する情報が増えたことで、現職教員院生は自身の有する教職大学院生の授業についての省察力獲得・向上に向けて、省察を核に演習・実習科目を連携させたプログラム開発に向けた3年間の取組を開始した。取組3年目の本研究では、これまでの2年間の取組結果から、省察する授業映像を授業者中心から学習者中心へと変更し、教職大学院生の省察コメント内容及び省察の背景となる実践的知識への影響を検討することで、教職大学院カリキュラム及び授業改善に向けた示唆を得ようとした。学部卒院生と現職教員院生が、VTRに収録した学部卒院生の模擬授業と実習での授業を協働省察し、省察コメントをそれぞれ記入した。得られた結果は、①1授業のコメント数では、変更による違いは認められなかった。②1省察コメントの文字数では、現職教員院生で文字数の増加が認められた。③学習者の具体的学習状況の描写割合では、学部卒院生・現職教員院生共に描写割合が増加した。そのことは、模擬授業だけではなく実習授業でも継続していた。④授業についての教師の知識領域では、学習者の具体的学習状況に関する情報が増えたことで、現職教員院生は自身の有する教材内容、教授方法、学習者に関する知識を活用して省察コメントを記入できるようになっているが、学部卒院生は自身の有する教授方法に関する知識を中心に省察コメントを記入すると留まっていた。⑤以上の結果に基づき、教職大学院カリキュラム、授業内容改善に向けた具体的示唆を得ることができた。}, pages = {29--36}, title = {学習者を中心に撮影した授業映像が教職大学院生の省察に及ぼす影響について - 演習と実習を連携させた教職大学院プログラムの実践を通して -}, volume = {7}, year = {2021} }