@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00013657, author = {宇田, 秀士}, issue = {1}, journal = {連携教育開発センター紀要, Bulletin of Center for Interprofessional Education Development}, month = {Mar}, note = {本稿は、沢野井信夫(1916-1990)の美術教育の構想に関する継続研究の一報である。沢野井は学校教育に直接関わった人物ではないが、一連の「あそび」著作は、自らの芸術体験をふまえた美術教育の構想と捉えることができる。本稿では、これまでの成果をふまえて沢野井の美術教育構想を考察するために、その著作である『版画のいろいろ- 版画あそび』(1960 年)の内容分析を行った。『版画のいろいろ』の内容構成は、前稿で分析した『新しい絵あそび』に比べて具体的な「題材」の占める割合が下がっていたが、これは版画に欠かせない技法や用具に関する内容があるためであった。しかし、内容や挿入画像から判断すると、『新しい絵あそび』と重なる内容が多く、その趣旨も継承されていることを確認した。また「題材」では、「つくった版を手や足などで押す」スタンプタイプの版画が全体の1/4 を、「型紙を作り上から絵の具をつけるタイプ」の版画が全体の1/5 を、それぞれ占めた。子供にとって取り組みやすい材料や内容を中核においていることを確認した。}, pages = {9--17}, title = {沢野井信夫の「あそび」を活かした美術教育の構想(3)- 著作『版画のいろいろ- 版画あそび』の分析を中心に -}, year = {2023} }