@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00008451, author = {出口, 拓彦}, journal = {教育実践総合センター研究紀要}, month = {Mar}, note = {本研究は、「自己の行動」と「他者の行動」が自分自身に与える相対的な影響力の相違と、教室における規範逸脱行動の発生率との関係について、DSIT(e.g. Latane, Nowak, & Liu, 1994; Nowak, Szamrej, & Latane, 1990)を援用したセル・オートマトン法によるシミュレーションを用いて検討した。具体的には、自己セルの強度(strength)を0.0, 1.0, 2.0と変化させ(他者セルの強度は1.0に固定)、規範逸脱行動の頻度との関連について分析した。その結果、「周囲の状況にかかわらず規範を『逸脱』する確率」が、「周囲の状況にかかわらず、規範を『遵守』する確率」よりも高い際は、自己セルの強度が高いほど、逸脱率も高くなる傾向が示された。すなわち、「自己の行動」が「他者の行動」よりも、自分自身に対して相対的に大きな影響を与える場合ほど、教室全体における規範逸脱行為の発生率が高くなることが示唆された。}, pages = {95--101}, title = {自己と他者が持つ影響力の相違が教室における規範逸脱行動に及ぼす効果}, volume = {19}, year = {2010} }