@article{oai:nara-edu.repo.nii.ac.jp:00009758, author = {杉村, 健 and 藤田, 正 and 玉瀬, 耕治}, journal = {奈良教育大学教育研究所紀要}, month = {Mar}, note = {小学校の2、4、6年生に1学期の成績(国語、算数、社会、理科)が"よかった"か"わるかった"か自己評価させ、その原因について能力、努力、テストの困難度、先生の教え方の4つのうちから1つを選ばせた。同時に、知能検査と学習動機調査を実施し、学業成績とともに帰属要因との関係を調べた。主な結果は次のとおりであった。(1)よかったとわるかったの判断―教科で違いはあるが、全体的にみると各学年とも60%余の者が"よかった"と判断しており、よかった者の教科の成績は、2年生の社会、理科を除いたすべてにおいて、わるかった者の成績よりもよかった。国語がよかったと思っている者は女児が多く、算数がよかったと思っている者は男児が多かった。(2)原因帰属の要因―全体的にみると、よかった原因は内的帰属(能力と努力)が多く,わるかった原因では外的帰属(テストと先生)が多い傾向があり、前者では努力、後者ではテストが著しく多かった。発達的にみると,よかった原因では努力が増加して先生が減少し、わるかった原因では4年生まではテストが多く、6年生になると努力不足が多くなった。よかった原因ととして能力、わるかった原因として先生を選んだ者は非常に少なかった。教科別にみると、よかった原因は国語と算数では努力がテストよりも多く、社会と理科では努力が減少してテストが増加する傾向があった。国語では女児は努力、男児は先生により帰属させ、算数ではその逆であった。わるかった原因は理科では努力とテストがほぼ同じであり、他の3教科ではテストの方が多かった。国語と算数では男児は能力、女児はテストに帰属させる傾向が強かった。(3)原因帰属と他の要因の関係―原因帰属の要因と成績,知能の間には明らかな関係が示されなかった。テストに帰属させた者は努力に帰属させた者に比べて外的動機で勉強している者が多かった。, へき地教育研究室報告特集13}, pages = {105--114}, title = {小学生における学業成績の原因帰属}, volume = {19}, year = {1983} }